Amazonの芝刈り機ランキングでは、電動と手動の両タイプが上位に混在しています。これは用途や庭の広さ、騒音への配慮など、ユーザーのニーズに応じて使い分けられているためです。電動モデルはモーターの力で芝を効率よく刈ることができ、作業時間が短縮できるのが最大の利点。この記事では、電動芝刈り機を選ぶときに注目すべき機能と、価格帯、電源、刃タイプごとに売れ筋の商品、各商品のスペックの違いを詳しく紹介します。
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※掲載している価格は2025年5月17日時点の調査に基づいたもので、変更される場合があります。
注目すべき機能・スペック
芝刈り機を選ぶ際には、価格やブランドだけでなく、実際の使用感に関わる機能や仕様の違いに注目しましょう。
- 刈幅:20〜30cm程度が売れ筋。刈幅が広いと作業効率が上がりますが、その分本体サイズも大きくなり、狭いスペースで取り回しが難しくなることもあります。
- 刈高調整:3〜8段階程度が一般的で、段数が多いほど細かく芝の高さを調整できます。
- 刃タイプ:ロータリー式は水平に回る回転刃で芝を叩き切るタイプで、パワーがあり雑草の混じる庭にも向きます。リール式ははさみのように芝を刈る構造で、仕上がりが美しく静音性も高い反面、太い雑草が混じっていると詰まりの原因になることがあります。
- 集草機能:芝くずを回収する機能で、ボックス式や袋式があります。取り外しやすさや容量の大きさによって作業の中断頻度も変わります。
- 電源方式:電源コード式は価格が抑えられて安定した出力が得られますが、コードの取り回しが必要です。バッテリー式はコードレスで取り回しやすく、障害物の多い庭に便利ですが、価格は高めで連続使用時間に制約があります。
- 重量:軽量な製品は持ち運びや方向転換がしやすく、初心者や女性にも扱いやすい反面、傾斜地や芝の密度が高い場所では安定感に欠ける場合もあります。一方で重い機種はしっかり芝を押さえて刈れる利点もあります。
- 静音性:モーターの種類や刃の形式(特にリール式かロータリー式か)によって動作音は異なります。静音性を重視する場合は、リール式や静音モード搭載機を選ぶと安心です。
おすすめの電動芝刈り機9選
1) 低価格、2) 電源コード式/ロータリー刃、3) 電源コード式/リール刃、4) バッテリー式、それぞれの分類ごとに売れ筋の商品と機能・スペックを紹介します。どの分類が自分に合っているかを確認し、それぞれの売れ筋商品をチェックしてみてください。
【1. 低価格】費用を抑えて導入したい方に
1万円台で購入できる電動芝刈り機。機能は必要最低限で、構造も比較的シンプルなため軽量なモデルが多く、短時間の作業や使用頻度の少ない家庭向きです。
アイリスオーヤマ G-320W
低価格ながら刈幅320mmと広めで、コストパフォーマンスに優れたモデル。操作が簡単で軽量なため、手軽に扱える入門用として適しています。
山善 YDR-201
軽量で、8段階の刈高調整が可能。延長コード付きです。刈幅がやや狭い分、広い芝生では作業時間が長くなります。
【2. コード式/ロータリー刃】標準的な性能とコスパを両立
電源コード式でバッテリー切れの心配がないため、長時間でも安定した作業が可能です。一方でコードの取り回しは少し面倒です。芝刈り頻度が比較的高い方や、ある程度の広さがある庭、かつコストを抑えたい方に向いています。
マキタ MLM2301
刈幅 | 230mm |
刃タイプ | ロータリー式 |
重量 | 10.08kg |
刈高調整 | 10〜55mm(8段階) |
電源 | コード式 |
価格 | 18,882円(Amazon) |

230mmの刈幅と8段階の刈高調整により、芝丈の微調整がしやすく、安定した仕上がりが得られます。中型クラスで操作性とパワーのバランスが良く、家庭用として標準的な性能を備えたモデルです。
マキタ MLM1610
狭いスペースでも使いやすい縦型設計。刃ははさみのように動作するタイプで、芝へのダメージが少なく、刈り跡もきれいに整います。キワ刈りも得意です。細部までしっかり刈りたい方に適しています。
HiKOKI FML23SR
5段階の刈高調整に対応したロータリー式モデル。騒音を抑えた静音モードを搭載しており、周囲への配慮が必要な環境でも使いやすい設計です。手軽に扱える中堅モデルとして選ばれています。
【3. コード式/リール刃】仕上がりの美しさと静音性を重視
リール式は、はさみのように芝をカットする構造により、刈り跡が美しく芝へのダメージも少ないのが特徴です。音も静かで、周囲への騒音が気になる環境でも使いやすいという利点があります。芝を丁寧に整えたい人や、定期的に細かくメンテナンスしたい人に向いています。
マキタ MLM2851
ハサミのように芝を刈る5枚刃のリール式で、仕上がりの美しさと静音性を両立。21段階の刈高調整機能により、細やかな芝丈管理が可能です。
京セラ LM-2810
旧リョービブランドの後継モデルで、同様にリール式の静音構造を採用。前モデルから耐久性や調整機能が引き継がれており、扱いやすさと性能のバランスが取れた定番機です。調整幅も細かく、家庭用としての信頼性が高い定番モデルです。
【4. バッテリー式】コードレスで広範囲を快適に刈りたい方に
バッテリー式芝刈り機は、電源コードが不要なため取り回しがしやすく、障害物が多い庭や延長コードの取り扱いが煩雑な環境でも快適に作業できます。モデルによっては高出力で広い面積にも対応でき、作業効率を重視する人に適しています。
マキタ MLM330DZ
刈幅 | 330mm |
刃タイプ | ロータリー式(2枚刃) |
重量 | 11.4〜15.85kg |
刈高調整 | 20〜75mm(8段階) |
電源 | 18Vバッテリー |
価格 | 26,254円(Amazon) |

広い刈幅と8段階の調整機能により、広範囲の芝刈りにも対応可能な人気商品。本体のみのモデルと、バッテリーと充電器付属のモデルがあります。この18Vバッテリーや充電器は他のマキタ18V工具と共有で使えます。このモデルには刈幅が異なるバリエーションが豊富にあります。
👉 マキタ MLM330DZ 刈幅330mm 本体のみ 26,254円 (Amazon)
👉 マキタ MLM330DRG 刈幅330mm バッテリー・充電器付き 41,728円 (Amazon)
関連モデル
👉 マキタ MLM230DZ 刈幅230mm 本体のみ 24,648円 (Amazon)
👉 マキタ MLM382DZ 刈幅380mm 本体のみ 31,109円 (Amazon)
👉 マキタ MLM432DZ 刈幅430mm 本体のみ 37,140円 (Amazon)
マキタ MLM160DZ
コードレスかつ縦型構造と軽量設計により、小さめの庭や細かい場所での芝刈り、キワ刈りにも適したモデル。
まとめ|あなたに合った芝刈り機を選ぶために
電動芝刈り機には、コード式・バッテリー式、リール式・ロータリー式など、さまざまな種類があります。静音性、作業効率、取り回しの良さ、価格帯など、自分の庭の広さや使用頻度、こだわりのポイントに応じて選ぶのが重要です。ぜひ自分に合った一台を見つけてください。