茨城県は関東でも有数の酒処。名水に恵まれた自然環境と、地元産の酒米を活かした酒造りにより、個性豊かな地酒が多数揃っています。この記事では、2025年最新の注目銘柄をランキング形式でご紹介。茨城の日本酒をまだ知らない方も、すでにファンの方も必見です。
茨城県は知る人ぞ知る「地酒の宝庫」
名水と酒米の産地としての魅力
茨城県は八溝山系や筑波山系からの豊富な地下水に恵まれており、酒造りに最適な軟水が得られます。また、県内では酒米の「ひたち錦」「山田錦」「美山錦」などの栽培も盛んで、質の高い原料を地元で調達できるのも強みです。
老舗から若手蔵元まで多彩な顔ぶれ
創業100年を超える老舗蔵元から、革新的なスタイルで注目を集める若手蔵まで、茨城には個性派の酒蔵が多数あります。伝統を守りつつ、時代のニーズに応える酒造りが魅力です。
全国新酒鑑評会でも受賞歴多数
茨城の酒蔵は全国新酒鑑評会やIWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）などでも多くの受賞歴があり、全国的にもその実力は広く認知されています。
茨城の人気日本酒ランキングTOP5【2025年最新版】
第1位｜森嶋（森島酒造／茨城県日立市）
森嶋酒造の看板銘柄「森嶋」は、近年一気に注目度が高まっている新星。山廃仕込みをベースにした「森嶋 純米吟醸 美山錦」は、やわらかでジューシーな果実味とシャープな酸味が見事に調和。白ワインを思わせる透明感があり、和食はもちろん洋食との相性も抜群です。若い杜氏によるチャレンジ精神あふれる酒造りが光る一本です。
第2位｜来福（来福酒造／茨城県筑西市）
江戸時代から続く老舗、来福酒造が醸す「来福」は、花酵母を用いた香り高い日本酒で知られます。特に人気の「来福 純米吟醸 愛山」は、希少な酒米“愛山”と「つるばら酵母」による華やかで奥行きのある香り、そしてなめらかな旨味が特徴。季節限定商品も多く、コアなファンが多い銘柄です。
第3位｜渡舟（府中誉／茨城県石岡市）
「渡舟（わたりぶね）」は、“幻の酒米”とも言われる「短稈渡船（たんかんわたりぶね）」を復活させ、その名を冠したプレミアム日本酒。なかでも「渡舟 純米大吟醸」は、ふくよかな米の旨味と上品な果実香が調和した逸品です。重厚ながらも後味は軽やかで、贈答品としても高い評価を受けています。
第4位｜結ゆい（結城酒造／茨城県結城市）
女性杜氏・浦里美智子さんが手がける「結ゆい」は、優しさと繊細さを兼ね備えた日本酒。代表作「結ゆい 特別純米 赤磐雄町」は、ふくらみのある旨味とスムーズな口当たりが特徴で、日本酒初心者にも好まれる味わい。地元・結城紬のように上品で温かみのある酒です。
第5位｜武勇（武勇酒造／茨城県結城市）
結城市にある武勇酒造の「武勇」は、しっかりとしたコクとキレの良さで、料理との相性が抜群の万能タイプ。特に「武勇 山廃純米」は、熟成された旨味と適度な酸味が絶妙で、冷やでも燗でも楽しめる一杯。日常酒としてのポジションを確立している、まさに“頼れる地酒”です。
どこで買える？茨城の地酒が買える酒屋・オンラインショップ
通販で買える公式オンラインショップ
・各酒蔵の公式ECサイト（例：来福酒造公式ショップ）
・楽天市場（日本酒セクション）
・Yahoo!ショッピング（日本酒）
・Amazon（日本酒）
県外でも買える取扱店
・東京・大阪など都市圏の百貨店（伊勢丹、髙島屋）
・アンテナショップ IBARAKI sense（東京・銀座）
まとめ｜茨城の日本酒で“地酒旅気分”を味わおう
茨城県は、知る人ぞ知る地酒の宝庫。個性と実力を兼ね備えた銘柄が揃い、日本酒好きにはたまらないエリアです。今回紹介した5銘柄は、いずれも全国区の実力を誇る茨城の誇り。ぜひ自宅で楽しんだり、大切な人へのギフトとして選んでみてはいかがでしょうか？
