【2025年最新】お米の品種一覧・ランキング 味わい・食感・用途ほか

米の品種一覧 ランキング グルメ

日本には地域によってさまざまな品種の米があります。味わいや食感、価格や用途の違いなど、品種ごとに個性があり、選ぶ楽しさも豊富です。

ここでは、2025年の時点で作付面積の割合が高い人気品種をランキング形式で紹介し、それぞれの特徴やおすすめの食べ方なども解説します。


人気上位20品種の詳細解説

第1位:コシヒカリ【作付割合: 33.1%】

  • 味・食感: 甘みと粘りが強く、モチモチした食感。冷めても美味しい。
  • 主な産地: 新潟、福井、茨城、栃木

1956年に誕生したコシヒカリは、日本を代表するロングセラー品種。香り、ツヤ、甘み、粘り、柔らかさのバランスが非常によく、全国の家庭や飲食店で「迷ったらこれ」と選ばれる存在です。炊きたてはもちろん、冷めてもおいしく、おにぎりや弁当にもぴったり。西と東の多くの地域で栽培されており、地域ごとに微妙な個性もあります。まさに“国民的米”です。

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第2位:ひとめぼれ【作付割合: 8.3%】

  • 味・食感: 粘りとやわらかさが立ち、美しいツヤと優しい味わい。
  • 主な産地: 宮城、岩手、福島

コシヒカリを親に持ち、1991年に宮城県で誕生。品種名は「炊きあがりの美しさにひと目惚れする」ほどのツヤが由来。やわらかく口当たりが良いため、子どもや高齢者にも食べやすく、学校給食や病院食にも多く採用されています。炊き込みご飯や和食全般にも合いやすく、家庭用として安定した人気を誇ります。

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第3位:ヒノヒカリ【作付割合: 7.4%】

  • 味・食感: さっぱり系で粘りは中程度。粒立ち良好で食べやすい。
  • 主な産地: 熊本、大分、鹿児島

九州を中心に広く栽培されている西日本の定番品種で、「日の光を浴びて育ったような輝き」が名前の由来。モチモチ感よりも粒感を重視したさっぱり系で、カレーや炒飯、濃い味のおかずと好相性。炊きあがりの見た目も美しく、コスパの良さから業務用にも強く支持されています。

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第4位:あきたこまち【作付割合: 6.7%】

  • 味・食感: ややあっさり。控えめな粘りと上品な口当たり。
  • 主な産地: 秋田、茨城、岩手

1984年に秋田県で誕生した、東北地方を代表するブランド米。「秋田美人」として知られる小野小町にちなんだ名前です。やわらかく香りがよく、和食に合う上品な味わいが特長。冷めても食感が変わりにくく、朝ごはんやおにぎり用としても優秀です。贈答品やお中元にも選ばれることが多い、信頼と人気の銘柄です。

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第5位:ななつぼし【作付割合: 3.3%】

  • 味・食感: 粘りは控えめ、粒感しっかり。あっさりとした食感。
  • 主な産地: 北海道

北海道米として最も作付面積が広い品種。名前の「ななつぼし」は、北斗七星のように輝く品質を意味しています。さっぱりした味わいとしっかりした粒立ちが特徴で、毎日の食卓に最適。冷めてもパサつきにくく、弁当やおにぎりにも向いています。価格も安定していて、コストパフォーマンスの良さも魅力です。

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第6位:はえぬき【作付割合: 2.8%】

  • 味・食感: 粘りは少なめでさっぱり。冷めても硬くなりにくい。
  • 主な産地: 山形

山形県が誇る業務用米の代表格で、「炊きたての美味しさが長く続く」という点が最大の特長です。粒がしっかりしており、冷めても食感が変わりにくいため、お弁当やおにぎりなどにも適しています。主に東北・関東で広く流通しており、コストパフォーマンスの高さから、家庭用・業務用問わず人気があります。

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第7位:まっしぐら【作付割合: 2.5%】

  • 味・食感: 粘りが控えめで、あっさりとした味わい。粒は大きめでしっかり。
  • 主な産地: 青森

青森県で開発された、おかずを引き立てるあっさり系のお米。粒立ちが良く、冷めても味が落ちにくいため、弁当や丼物に特に向いています。名前の「まっしぐら」には“まじめに、まっすぐ育ってほしい”という願いも込められており、品質の安定感が評価されて飲食店などでも採用が増えています。

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第8位:ゆめぴりか【作付割合: 1.9%】

  • 味・食感: 粘り・甘みが強く、濃厚でモチモチ。
  • 主な産地: 北海道

北海道の技術の粋を集めて開発された高級ブランド米で、「夢のように素晴らしい美味しさ」「ピリカ(美しい)」の意味を合わせた品種名を持ちます。炊きあがりのツヤと香り、濃厚な味わいは特別な日のごはんにもぴったり。高級スーパーやふるさと納税などでも人気を集めており、北海道米のイメージを大きく変えた存在です。

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第9位:きぬむすめ【作付割合: 1.8%】

  • 味・食感: やわらかめでしっとり。甘みも感じられる。
  • 主な産地: 島根、岡山、鳥取

「絹のように白く、美しい炊き上がり」と「娘のように大切に育てられた米」から名付けられた西日本の注目品種。コシヒカリの系統を受け継ぎつつ、暑さや病気に強い特性を持ち、安定した収穫が可能です。粒ぞろいの良さとほんのりした甘みで、食味の満足度も高く、家庭用として高く評価されています。

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第10位:キヌヒカリ【作付割合: 1.8%】

  • 味・食感: あっさり、粘りは控えめ。さらっとした口当たり。
  • 主な産地: 滋賀、兵庫、京都

1988年に誕生した関西の人気銘柄で、「光り輝く絹のような米」が名前の由来。クセが少なく、あっさりとした食味で和食との相性が良く、特に料亭や旅館などの業務用需要にも対応します。家庭でも「冷めてもおいしいごはん」として支持されており、根強いファンが多い品種です。

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第11位:こしいぶき【作付割合: 1.4%】

  • 味・食感: あっさり系でバランス型。早生種で炊きやすい。
  • 主な産地: 新潟

コシヒカリの後継として2001年に新潟県で誕生した品種。名前は「コシヒカリの息吹」から。クセがなく、さっぱりとした味わいと適度な粘りで、和洋問わずさまざまな料理と好相性。早生品種で収穫時期が早いため、台風被害を避けやすく農家にも喜ばれており、県内で広く普及しています。

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第12位:つや姫【作付割合: 1.4%】

  • 味・食感: 強い粘りと甘み。モチモチでツヤも美しい。
  • 主な産地: 山形、宮城、島根

山形県が10年かけて開発したプレミアムブランド米で、「美味しさではコシヒカリを超える」とも称される高評価の品種。炊き上がりの美しさはまさに“つや姫”の名にふさわしく、ふっくらモチモチとした食感と濃い甘みが特徴です。粒ぞろいが良く、ひと粒ひと粒がしっかり感じられる上質なごはん。料亭や高級旅館でも採用されており、贈答品やふるさと納税でも人気のある“ごちそう米”として愛されています。

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第13位:あさひの夢【作付割合: 1.2%】

  • 味・食感: 粘りは控えめでさらっと軽め。
  • 主な産地: 群馬、栃木、茨城

関東を中心に生産されている品種で、名前には「未来への希望」や「明るい日の出」をイメージ。あっさりとした食味で、みそ汁や焼き魚などの和食によく合います。冷めてもパサつきにくいため、おにぎりや朝食用にもおすすめ。収穫量も安定していて、業務用にも使われています。

第14位:夢つくし【作付割合: 1.1%】

  • 味・食感: ややもっちり、甘みがあり冷めても美味しい。
  • 主な産地: 福岡

福岡県が開発したオリジナルブランド米。「夢がかなうように」という願いと、「福岡をつくす」という意味を込めて名付けられました。コシヒカリ系の血統で、粘りと甘みのバランスが良く、日常の食卓にぴったり。県内では給食や家庭用として広く愛されている定番米です。

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第15位:天のつぶ【作付割合: 1.0%】

  • 味・食感: 粒が大きく、あっさり系。
  • 主な産地: 福島

福島県が育成した大粒系の新品種で、「天の恵みを受けた立派な粒ぞろいの米」が名前の由来。粘りは控えめで、炒飯やカレーなど主張の強い料理と相性が良いのが特長です。福島県内での地産地消を中心に普及が進み、徐々に評価が高まりつつあります。

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第16位:ふさこがね【作付割合: 1.0%】

  • 味・食感: ややもっちりで優しい甘み。冷めてもふんわり。
  • 主な産地: 千葉

千葉県で育成されたブランド米で、粘りと甘みのバランスが良く、冷めても硬くなりにくいのが特長。炊き上がりの白さとツヤも美しく、家庭用だけでなく、弁当や外食産業でも使われています。千葉県ではトップクラスの作付面積を誇る主力品種です。

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第17位:あいちのかおり【作付割合: 0.8%】

  • 味・食感: 粘り少なめで軽やか。香りが良くさらっとした口当たり。
  • 主な産地: 愛知

1988年に愛知県で誕生した品種で、粒が大きくふっくらと炊き上がるのが特徴。粘りは控えめであっさりとした味わいで、天丼や牛丼、洋食との相性も良く、業務用としても重宝されています。香りがよく、名前には「愛知らしい香り高い米」という意味も込められています。

第18位:あきさかり【作付割合: 0.7%】

  • 味・食感: 粘り・甘みのバランスが良い。上品な味わい。
  • 主な産地: 福井、徳島、富山

福井県を中心に、北陸・四国で生産される比較的新しい品種。名前には「秋の食卓に笑顔が咲くように」という思いが込められています。コシヒカリを親に持ち、見た目の美しさや炊き上がりの香りにも定評あり。クセが少なく幅広い料理に合わせやすい万能型の米です。

第19位:とちぎの星【作付割合: 0.7%】

  • 味・食感: 粒大きめで食べ応えあり。ややもっちり。
  • 主な産地: 栃木

2016年に登場した栃木県の次世代エース。大粒で炊き上がりにツヤがあり、しっかりとした噛み応えが特長です。学校給食や業務用にも多く使われており、耐病性や収量性にも優れていることから、今後の拡大も期待されています。

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第20位:彩のかがやき【作付割合: 0.7%】

  • 味・食感: あっさり系でさっぱりとした口当たり。粒がしっかり。
  • 主な産地: 埼玉

埼玉県のブランド米として開発され、食味の安定性と粒のしっかり感が特徴。粘りは少なめでさっぱりとした味わいのため、毎日の食卓や朝ごはんにもぴったり。県産米のイメージアップを目的として名付けられ、「埼玉の食卓を彩る輝きあるお米」を意味しています。

お米の選び方ガイド

お米選びに迷ったときは、以下のポイントを参考にしてみてください。

味・粘り・食感

  • モチモチ派なら…コシヒカリ、ゆめぴりか、つや姫
  • さっぱり派なら…まっしぐら、キヌヒカリ、天のつぶ

向いている料理

  • 和食・弁当…ひとめぼれ、あきたこまち、ふさこがね
  • 炒飯・カレー・丼物…天のつぶ、まっしぐら、あいちのかおり

冷めても美味しい

  • おにぎりや弁当に:こしいぶき、はえぬき、夢つくし

ブランドや贈答向け

  • 高級感重視:ゆめぴりか、つや姫、コシヒカリ

お米はどこで買える?購入方法ガイド

以下のような方法で、品種を指定してお米を選ぶことができます:

スーパー・直売所

  • 地域の定番米やコスパ重視の米を購入しやすい
  • 精米日が新しいものをチェック

ネット通販(Amazon・楽天など)

  • 数kg単位で銘柄米を選べて便利
  • 定期便や精米日指定の商品もあり

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※出典:『令和5年産米の品種別作付動向』(公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構)

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