茨城県鉾田市(ほこたし)は、全国でも有数のメロンの産地。
5月から出荷量が一気に増え、茨城県全体として「日本一」の生産量を誇るメロン王国としても注目されています。
「鉾田メロンっていつが旬なの?」「どんな種類があるの?」「なぜ美味しいの?」
この記事ではそんな疑問に答えるため、鉾田メロンの旬の時期、品種、特徴をまとめてご紹介します。
茨城県鉾田市は“メロン王国”!その魅力とは
茨城県はメロン生産量全国1位(令和5年:2023年)
農林水産省の統計によると、茨城県はメロンの生産量で全国1位を誇ります。
令和5年産(2023年)のメロン出荷量は全国トップで、平成10年から26年連続の日本一という実績があります。
鉾田市はメロンの産出額全国1位
また、茨城県内でも特に鉾田市はメロン産地の中心です。
令和2年(2020年)のデータでは、市町村別のメロン産出額で全国1位(約65億円)を記録しています。
栽培に最適な自然条件がそろう
鉾田市は太平洋に面し、日照時間が長く、昼夜の温度差も大きい地域。
さらに火山灰を含む関東ローム層の肥沃な土壌が、メロンの甘みや香りを引き立てます。
鉾田メロンの旬と主な品種
鉾田市のメロンは、5月上旬から9月上旬が旬とされます。
この時期は問い合わせも増え、贈り物や観光の目的にもぴったりの季節です。
以下では、主な品種とその出荷時期・特徴を詳しくご紹介します。
オトメメロン(4月中旬~5月下旬)
果肉は淡い緑色で、ややかための食感とすっきりした甘さが特徴。日持ちもしやすく、春先にいち早く出回る早生品種です。価格も比較的手ごろで、家庭用として人気があります。
クインシーメロン(5月下旬~6月下旬)
果肉は鮮やかなオレンジ色。上品な甘さにほどよい酸味が加わり、爽やかでジューシーな味わいが魅力です。見た目の美しさから贈答用にも好まれています。
アンデスメロン(5月中旬~6月中旬)
「安心です」から名付けられた定番人気の品種。果肉は黄緑色で柔らかく、糖度が高く安定しており、失敗が少ないメロンとして支持されています。クセがなく万人向けです。
イバラキング(5月上旬~6月上旬)
茨城県が独自に開発したオリジナル品種で、全国的にも注目を集めています。きめ細かい果肉と高い糖度、上品でとろけるような食感が特徴。高級感があり贈答にも最適です。
アールスメロン(8月上旬~9月上旬)
いわゆる“マスクメロン”と呼ばれる最高級品種。美しい網目模様と芳醇な香り、なめらかな果肉と強い甘みが特徴。温室栽培で手間ひまかけて育てられ、百貨店などでも扱われます。
天候によって前後する場合も
収穫や出荷のタイミングは、気温・日照・降水量など自然条件に左右されます。
訪問前には、JAや直売所の最新情報をチェックするのがおすすめです。
鉾田メロンの特徴と魅力
鉾田市で栽培されているメロンは、品種ごとに個性がありながらも、どれも高い品質と美味しさで知られています。特に、アンデスメロン、クインシーメロン、イバラキング、アールスメロンなどの主力品種には、共通して感じられる魅力があります。
とろけるような果肉と濃厚な甘さ
鉾田のメロンは、平均糖度が高く、果肉のきめが細かく、香りも豊か。
「口に入れた瞬間とろける」と表現されるほどの美味しさです。
贈答用にも喜ばれる品質の高さ
美しい網目模様、大玉のサイズ感、しっかりした箱詰め。
お中元や贈り物としても選ばれ、“間違いのない一品”として全国的に人気です。
まとめ|2025年の鉾田メロンは5月〜7月が狙い目!
茨城県鉾田市のメロンは、5月〜7月が旬のベストシーズン。
品種ごとに違った味わいがあり、観光や贈答の目的でも楽しめます。
ぜひ旬の時期に合わせて、鉾田のメロンを味わってみてください!
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